「サマランチ」元IOC会長の思い出。

サマランチ元IOC会長が4月21日に亡くなった。

「サマランチ」の名前を知ったのは中学生の頃。当時、何らかの国際大会を見学した際にもらったパンフレットに顔写真と共にその名前があった。本人がいたのか定かではないが、「サマランチ」という響きがなぜか印象深くて、それからオリンピックの名を耳にするたびに必ずと言って良いほど思い出していた。何年も後になって長野オリンピックやスペシャルオリンピックスの各大会など「オリンピック」と名のつくイベントにいくつか参加をさせていただいているけれど、この名前はそれらのルーツだったんだなあとしみじみ思う。

そして今日も久々に思い出したので良い機会だと思い、過去の記憶を辿りながら調べてみる。すると件の大会は1991年、長野県松本市総合体育館で行われた「IOC会長杯第2回国際卓球大会」だということがわかった。もう二十年も前の話。当時、私は卓球部に在籍しており、電車で40分ほどかけて総合体育館まで見に行ったんだっけ。世界一流のプレーにとても感動したことを断片的に思い出す。

それともう一つ。そういえば、パンフレットにはその大会の参加者一覧と、それぞれにサイン欄が設けられていて、たしかヨルゲン・パーソン選手とヤン=オベ・ワルドナー選手、それから馬文革選手のサインをもらったような気がする。スウェーデン出身の二人の選手はとても格好良くて、僕はペンハンドだったけれど、シェイクハンドのパーソン選手にとてもあこがれた。今となっては、そのパンフもサインもどこかに消えてしまい、全ては記憶の中にだけある思い出だけど。

なんだか「サマランチ」の名前一つで、いろいろと連鎖的に思い出してしまった。懐かしさで胸がいっぱい。